観葉植物の育て方には…

観葉植物の育て方info > 株分けをさらに詳しく

株分けをさらに詳しく

スポンサードリンク

株分けとは

株分けとは、その名の通り、株を分けて植物を増やす方法です。たとえば、観葉植物などの宿根性の植物は、年々大きくなり、新しい株も増えて鉢の中がだんだん窮屈になってきます。この状態では、水はけも悪く、伸び伸びと根が成長できずに生育不良になってしまいます。このような時に、大きくなった株をいくつかに株分けして植え替えます。こうして元気な植物を増やすことができます。

株分けは根をつけたままの作業なので、安全で確実な植物の増やし方だといわれています。また株分けは植物を増やすだけではなく、再生させる方法でもあります。前記のように、鉢の中で大きくなりすぎて生育不良の植物や、根や葉っぱが腐ってしまった植物も、株分けをすることで元気な状態に再生させることができます。

株分けの仕方について

基本的な株分けの仕方は、まず植物の株を2つに分けます。この時、根に傷をつけないように手で分けるのが良いです。更に株を分ける場合は、その株をそれぞれ2つにわけます。株分け後、植物が回復するまでに時間もかかるため、株分けは多くても4分割までが理想です。次に、古い根や腐った根、古い葉や腐った葉などを丁寧に取り除きます。根や葉はとてもデリケートなので、注意しながら丁寧に取り除くのがコツです。

このように株分けは、根のついた状態で作業するため、失敗しない安全な増殖方法だといわれています。また、増殖の目的だけではなく、株の再生にもこの方法が適しています。同様の株分けの仕方で、古くなったり腐ったりした株を再生することもできます。

サンセベリアの株分けについて

サンセベリアは根や子株の成長にとても勢いがある植物です。サンセベリアは地下茎を伸ばして、新しい芽を出します。新しい芽が30cmくらいまで成長したら株分けをすることをおすすめします。サンセベリアの株分けは、気温が暖かく安定してくる春に行うとよいといわれています。

まず、サンセベリアを鉢から抜き、土を落とします。次に、親株と子株を繋ぐ地下茎の真ん中からカッターなどの刃物で切り分けます。切り分けた株は2、3日陰干しし、その後それぞれの株を植えつけていきます。鉢に土を入れ、鉢に直接根が当たらないように調節しながら株を入れます。株の位置を決めたら、脇から土を入れて、最後に土を抑えて株がぐらつかないようにします。

これでサンセベリアの株分けは完成です。

アロエの株分けについて

アロエの増やし方の方法に、株分け、挿し芽、挿し木があります。中でも株分けはもっとも簡単なアロエの増やし方で、失敗することはほとんどないといわれいています。

アロエの株分けの方法は、まず、大きく成長したアロエの根をみると、親株の根から子株がたくさん出ているのがわかります。その中でも、10cm以上に育った子株を、刃物で傷つけないように丁寧に切り離します。アロエには汁が多く、そのままの状態だと腐ってしまう可能性もあるため、1週間から10日ほど、風邪通しのよい場所で切り口を乾燥させます。次に、子株を鉢に植え10日ほど日陰に置きます。ここで、他の植物とは違い、アロエには水をあたえず、根が安定するまで20日ほど待ちます。このあとは通常のアロエの育て方と同様です。

サボテンの株分けについて

サボテンの増やし方には、株分けや挿し木、つぎ木などいくつかの方法があります。その中でも初心者にも簡単にできるといわれているのが、株分けです。

サボテンの株分けの方法は、サボテンの種類によりますが、多くのサボテンは大きくなったサボテンに小さいサボテンが出てきます。それを取ってきれいな土にさします。するとその小さなサボテンが大きく成長します。このようにサボテンの株分けはとても簡単です。小さいサボテンを切り離す時に、小さいサボテンが簡単に取れる場合は、サボテンを傷つけないためにも手で取るのがおすすめです。簡単に取れない場合はカッターなどで慎重に切り取ります。切り取った部分を乾燥させてから土にさすと成功しやすくなります。

ギボウシの株分けについて

ギボウシは、丈夫で育てやすいユリ科の植物です。夏に白やピンクのキレイな花を咲かせますが、その花はとても短命で一日でしぼんでしまいます。キボウシは株分けによって増やすことができます。

キボウシの株分けは、株が休眠している3〜4月が適しているといわれていて、この時期に行うと比較的ダメージが小さい場合が多いです。キボウシの株分け方法は、まずキボウシを土から掘り上げます。小さな芽があるので、1つの株に3箇所以上の芽がつくように、ナイフで3〜4株に切り分けます。次に植え込んでいきます。このときの土は赤玉土、腐葉土、たい肥を混ぜ合わせたものを使うとよいでしょう。キボウシは丈夫で、それほど育つ場所を選びません。水やりも株分け後と夏場を特に気をつければ、元気なキボウシを育てることができるでしょう。

クワズイモの株分けについて

大きな葉っぱをも持ち、「カエルの雨傘」としてもおなじみのクワズイモ。クワズイモを増やすには、株分けをするのがもっとも簡単な方法です。クワズイモの株分けは初〜夏の暖かい時期に行うのが適しています。

まず、クワズイモを鉢から抜きます。このとき、茎や芋、根を折ってしまわないように慎重に抜きます。鉢を横に倒して土を振るい落とすようにすると抜きやすいでしょう。次にナイフなどでいくつかに分割します。ここで、腐ったり痛んだりしている根も切り取りましょう。分割した株をそれぞれ鉢に植えつけていけばクワズイモの株分けの完成です。株分けをして10〜20日は強すぎる日差しは避け、水をやや少なめに与えます。新しい芽が出てきたらクワズイモの株分けの成功です。

ラベンダーの株分けについて

ラベンダーの増やし方には、タネをまく方法や挿し木などがあります。一部の説ではラベンダーの株分けは可能といわれていますが、実際には難しいです。ラベンダーは多年草ともいわれていますが、実は常緑樹だそうで、地上に出ている茎や花と地下に埋まっている根は一本の幹でつながっています。つまり「一本の木」のようになっています。多年草は一般的に株分けで増やすことができますが、ラベンダーは株分けできません。ラベンダーの株分けはつまり、一本の木を裂いて2つに分けるということになります。

決して不可能とはいいきれませんが、ラベンダーを確実に傷つけてしまいます。このようにラベンダーの株分けは、とても難しいです。ラベンダーの増やし方で広く行われているのは「挿し木」による方法です。

シンビジュームの株分けについて

らんの一種であるシンビジューム。シンビジュームは株分けによって増やすことができます。シンビジュームの株分けは比較的簡単にでき、株分けの時期は植え替えの時期同様、3月〜4月が適しています。

シンビジュームの株分けの方法は、まず、鉢から株を抜き取り、バルブが2〜3個になるように丁寧にナイフなどで株を切り分けます。この時、葉の出ていない枯れたバルブは取り除きます。次に専用の用土に植えつけます。バルブがぐらぐらしないように、根の間にもしっかりと用土をつめるようにしましょう。株分け後は、以前ほど水を吸わなくなるので、用土の表面が乾いたら少しずつ水をあげ、肥料も1ヶ月ほどたってから与えるようにするとよいでしょう。

胡蝶蘭の株分けについて

高価な花としても知られている胡蝶蘭。胡蝶蘭は栽培や増殖が難しいことでも有名です。しかし、とてもキレイな花が咲く胡蝶蘭を上手に増やすことができたら嬉しいですよね。胡蝶蘭の増やし方は主に、一般的にはとても難しいといわている種で増やす方法と、細胞の成長点を培養して同じ植物体=クローンを作って増やす方法があります。胡蝶蘭の株分けは一般的には行われないようです。

しかし完全に不可能というわけではなく、ごくまれに親株の根元に子株ができることがあり、これを株分けするという方法があります。この場合の胡蝶蘭の株分け方法は、傷んだ根を切り取り、親株から丁寧に子株を切り離します。それぞれの根の周りをミズゴケでくるみ、鉢に入れます。隙間にミズゴケを足します。この時、鉢内の水分が一定になるように、ミズゴケは多めに押し込むのがコツです。これで胡蝶蘭の株分けが完成です。

モンステラの株分けについて

モンステラは葉っぱに切れ込みが入ったようなユニークな形をしているサトイモ科の植物です。南国をイメージする人も多いのではないでしょうか。モンステラは挿し木や茎伏せで増やすのが一般的ですが、株分けをすることもできます。

モンステラの株分け方法は、まず土から親株を抜きます。その株に切り込みを入れていくつかに分けていきます。少し切り込みを入れたら、傷をつけないように手で裂くようにして丁寧にわけていきます。次に切り分けた株をそれぞれ用土に植えつけます。土は水はけのよいものがおすすめです。モンステラの株分けの時期は、7〜9月の高温多湿期がよいといわれ、根などを傷つけてしまった場合でも、この時期だと回復が早いです。直射日光を避けて、明るい日陰に置くと元気に成長するでしょう。

ワイルドストロベリーの株分けについて

かわいらしい小さな実をつけるワイルドストロベリー。ワイルドストロベリーの栽培に成功すると幸福が訪れるとも言われています。ワイルドストロベリーはランナーが出る種類のものと、出ない種類のものがありますが、ランナーが出ないものは一般的に株分けで増やします。

ワイルドストロベリーの株分けは比較的簡単で、まず親株を掘り下げて、株をハサミなどでいくつかに切り分けます。株の大きさによって判断して、2〜4分割くらいにすると良いです。根がとても細く切れやすいので丁寧に作業しましょう。次にそれぞれの株を植えつけていきます。土は水はけのよいものを使うことをおすすめします。その後、活着するまでは強い日差しを避け、湿度を高めに保つようにすると、元気なワイルドストロベリーが育ちます。これでワイルドストロベリーの株分けの完成です。

多肉植物の株分けについて

多肉植物とは、植物の一部が肥大して葉や茎、根などに水分を蓄えることができ、極度の乾燥にも耐えることができる植物です。多くの多肉植物は、株分けや挿し木、挿し葉などで増やすことができます。その中でも多肉植物の株分けはとても簡単です。

根元に子株や脇芽が出ているのが見えたら、親株から子株、脇芽をハサミなどで切り取ります。切り取った株の切り口を3〜5日、日陰で乾燥させて、その後用土などに1cmほど埋めます。植え替え後は、半日ほど日陰に置き、約1週間おきに少量の水を与え、1ヶ月後には通常の水遣りに切り替えていきます。これで多肉植物の株分けの完成です。多肉植物は栽培、株分け共に、とても簡単なので、初心者にも育てやすい植物です。日当たり、風通しの良い場所で栽培すれば、元気な多肉植物が育ちます。

あじさいの株分けについて

あじさいはとても繁殖力が強く、株分けや挿し木によって比較的簡単に増やすことができます。あじさいが咲き誇るある有名なお寺では、わずか2株のあじさいから株分けをして約800株にまで増やしたというお話もあります。

あじさいの増やし方は、挿し木で増やす方法が一般的ですが、株分けも可能です。あじさいの株はとても大きく成長するため、特に外で育ったあじさいの株分けは少し力仕事になるかもしれません。大きく育ったあじさいの株をいくつかに分けて、それぞれ植えつけます。この時、あじさいの株はとても頑丈ですので、よく切れる刃物などを使って株をわけるといいでしょう。あじさいの株分けは、2月〜3月頃と11月〜12月頃に行うとよいといわれています。

アスパラガスの株分けについて

アスパラガスの増やし方は、株分け、種まきなどがあります。アスパラガスの株分けは、暑すぎず寒すぎず、適度な気温である5〜6月頃と9月下旬頃に行うのがよいといわれています。

アスパラガスの株を鉢から抜いて、根を傷めないように丁寧に古い土を落として、カッターなどで株を2〜3つに分けます。この時、株をあまり細かくわけすぎずにザックリと大きくわけるとよいでしょう。分けた株をそれぞれ植えつけます。用土は、水持ちのよい配合土が適しています。株分け後すぐは、あまり乾いてしまわないように日陰で管理をして、徐々に日にあてて、通常の管理に戻します。このようにアスパラガスの株分けは、それほど手がかかる作業ではありませんので、アスパラガスが成長して根が窮屈になってきた場合は株分けに挑戦してみましょう。